2018年9月6日午前3時8分に起きた「平成30年北海道胆振東部地震」の経過やらなんやらの話を覚え書きとして残しておこうと思います。
まだ暗い未明、ガタガタという音とともに揺れ、目を覚ましてベッドの棚にあるはずのメガネを探したものの見つからず、取り合えずベッドから降り、隣室の妹に枕元にあった懐中電灯を渡し、その時点で常備灯は消えていたような気がします。
家族は全員無事。隣家は1人で住んでいる方がいるので、その方々への声かけ。全員無事。
お隣さんは高齢なのを知っていたこともあり、明かりのある我が家に連れてきました。
自分の枕元にあった手回し発電ラジオやライト類をかき集め、居間に。
100円ショップで買ったLEDランタンの明かりが重宝しました。
余談ではありますが、ランタンモードがあるライトが3つ、読書灯タイプが1つが自室にありました。
4時ぐらいに写真を撮っていたのですが、自室で「DSテレビ」を発見。
先日、中古店のワゴンで買ったDSiLLとともに居間へ。
ワンセグとはいえ、携帯電話を潰さずに、公証で5時間以上の視聴、バッテリーが切れても替えの本体があるというのは、他にない便利さがありました。
余談ではありますが、全域が停電になり、空が明るくなるまでの時間の夜空はものすごく綺麗でした。
日の出は5時ちょっと過ぎ。その前から空は明るくなり始めていました。
明るくなってきてから、父は物置に行き、奥底にあった発電機を出してきました。
あるとは聞いていたものの、ものを見るのは初めて。スイッチレバーに少々問題はあったものの(あとから見たらパーツが欠けて引っかかってしまう形になっていた)、起動に成功。
この時点で断水はなく、単独プロパンガスなためガスも使用可能。
ただ、ガス炊きで米を炊くのは唐突過ぎてわからない!ということもあり、電気ジャーに発電機を繋ぎ炊飯。
この発電機が本当に役に立ちました。
いつ停電から復旧するかわからない中、通信はつながるスマートフォン(ただし、繋がりにくいタイミングや3G表示になるタイミングも結構ありました)の充電や、本体の数があるとはいえバッテリーがなくなるDSシリーズの充電、開放しなければそれなりに持つとは言われるものの、電気の復旧がいつになるかわからないという報道が流れてる中での冷蔵庫。
流石に電子ジャーと冷蔵庫を同時に繋ぐと冷蔵庫側が「周波数異常エラー」みたいな警告を出しますが、電子ジャーもしくは冷蔵庫と並行しての各種充電は可能でした。
また、発電機は電力量ではなく時間で燃料を消費するため、「急速充電器」がかなり有用だと感じました。
6日の夜には電気は復旧せず、発電機での炊飯とガスでの調理でした。
こんな中でもカレーライスを作れる母はスゴい。
遠くの街頭は光っており、徐々に復旧している話とともに実感できるものになってきていました。
家から見える国道沿いの会社の看板には電気が復旧しており、正直「なんで看板に使うかなぁ…」と思ったのは事実だったりします。
7日も同じように発電機大活躍。
朝から炊飯→冷蔵庫冷却に加え、洗濯を行いつつ充電という流れでした。
この日に少し周辺を歩いたのですが、国道の一部の信号は復旧しておりました。
そして、7日の日の入り後、発電機を灯油ボイラーにつなげてシャワーでも浴びるか…と準備し、風呂の天井にLEDランタンを吊るそうとしているときに目の前の電灯が点灯。8時少し前に、約40時間ほどの停電が終わりました。
ボイラーが動くようになったので風呂に入り節電の意味もこめて早めに就寝。
8日、店も通常営業をするところが増えてきたので近所の大型スーパーへ。
冷凍食品やカップ麺、インスタントラーメンなどの棚は空っぽでしたが、よくこの状況でこれだけの品が集められたな…というようなものも少なくなく、牛乳や米、乾麺なんかはしっかりと在庫がされていましたが、会計の列が恐ろしいほどの長蛇。
結局、会計まで1時間ほど並びましたが、ある程度の買い物は出来ました。
おそらく電気も復旧したことから、大きな余震等が無い限りこのまま安定・収束に向かうのかと思います。
とりあえず、記録・記憶として一通り書くことにしました。